もし自分の子どもがYouTubeばかり見るようになったら…
親としては小さい子どもにYouTubeって見せても平気なの?とか見過ぎると目が悪くなるんじゃないの?とかいろいろと心配になりますよね。
ここでは我が家の体験談を紹介しますので少しでも参考にしていただければと思います。
うちの場合、ある日息子が突然「こんな電車はいやだ!連結してもすぐ壊れる!」と言いだして、んっどうした?どうした?と思わずびっくりしたことがあります。
どうやらYouTubeで『こんな〇〇はいやだ』シリーズがいくつもあって、それを覚えたようなのです。
娘も最近、「〇〇チャンネルです!」って言ってユーチューバーのマネをよくするようになりました。保育園とかでもやっているようです。
そんな感じでうちの4歳の息子と2歳の娘はYouTubeが大好きです。
ただ息子に関しては一時期よりはだいぶマシになったように感じます。見る時間は平日は保育園に行ってるので、夜寝る前だけなんですけど、休日は家にいる時は昼間も見てる時はあります。でも最近はしばらくすると自分で「パパ、もう終わりにする!」と言って、ちゃんと自分で終わりにして、おもちゃで遊び始めます。
どっちかって言うと2歳の娘の方がYouTubeを見てるかもしれません。
さてどうしたものか。。。
#そもそもガイドラインとか基準ってあるの?
アメリカ小児科学会(AAP)が定めたガイドラインによりますと、1歳半以下の子どもにはテレビやタブレットの視聴は避けたほうがいいと言われています。
ガイドラインは全部で10個ありまして、下記のようになっているようです。
①1歳半以下のテレビ・タブレットの利用は避ける※ただしビデオチャットは除く
②1歳半〜2歳のテレビ・タブレットは良質な内容にして、必ず親と一緒に見ること
③最新テクノロジーを急いで子どもに覚えさせようとしない
④2歳〜5歳のテレビ・タブレットの利用は良質な内容を1日1時間以内とする
⑤展開の早いものや、暴力が含まれるアプリは避ける
⑥見ていない時はテレビ・タブレットの電源を切る
⑦子どもをなだめるためにテレビ・タブレットを使わない
⑧子どもが利用するアプリや番組の内容をチェックする
⑨就寝前や食事中、親子で遊ぶ時間は親子ともテレビ・タブレットは見ない
⑩就寝前1時間はテレビ・タブレットを見せないようにし、寝室にも持ち込まない
10個って多いですね。うちも守れてないのがいくつかあります。。。
まあ、あくまでガイドラインですので絶対にこれを守らないといけないって訳ではないと思いますが。。。
#YouTubeを見始めたキッカケとほかの家庭について
そもそもうちの場合、子どもにYouTubeを見させたキッカケは息子が1歳の時にぐずった時とかに息子が大好きだった救急車の動画を見せたのが始まりです。
最初は救急車ばっかり見てたんですけど、徐々にいろんな動画を見るようになり、今では青おにシリーズのアニメがお気に入りのようです。 がっつり見るようになったのは3歳ぐらいからだと思います。
娘の方は少し早くて2歳前にはがっつり見るようになってました。やっぱりお兄ちゃんが見てるからなのか「私も見たい!」ってなりますね。
ただ子どもってすごいですよね。操作の仕方とか特に教えていないのに自分で見たい動画選んで普通に再生してます。ちゃんと広告をスキップしたり。たまに変なボタン押して、「パパ〜、変になった〜!なおして〜!」と言って泣きついてくることもありますが。
保育園とか職場などで話を聞いてるとやっぱりどこの家庭もYouTubeは見てるようです。急にどこで覚えてたのって言葉を使ったりして親がびっくりすることもありますね。
そして子どもによって見る動画もさまざまです。もちろん人気の動画はありますが。
会社の先輩の息子はドラマをよく見ているそうで、しかもサスペンスドラマ。ただその先輩はYouTube見せるのは自分の想定よりも少し早過ぎたようで「ちょっと失敗したわ〜」と嘆いていました。
しかし、1回見させてしまうとなかなかやめるのは難しいです。なんとか上手にYouTubeとつきあっていくしかないわけです。
#時間を決めてズルズル見続けないように
うちの子どもたちは一時期ほんとにひどくて、お風呂から出てベットで見始めて気がつくと22時超えていることもしばしばありました。時には23時になっていることもあって朝起きるのはいつも遅いし、もちろん機嫌も悪いです。
これはさすがにマズいなってことで、時間を明確にしてズルズルと見続けないようにしました。「時計の針がここまで来たら終わりだよ」と言い聞かせます。
なかなか時間通りに終われない時もありますが、だんだんと自分で終わりにできる日も増えてきました。
4歳の息子のほうは割と聞き分けがいいのですが、2歳の娘は意外と大変です。取り上げるとシクシク泣いちゃう時も。でもそこは心を鬼にします。
#視力の低下が心配。予兆は見逃さないように
最初はスマホを貸してあげてYouTubeを見ていたのですが、最近は2人ともタブレットで見てます。スマホよりは画面が大きいので多少はマシかなと思ってます。
でもやはり近くのものを長時間を見続けるのは目の負担になり、視力低下の原因になるようです。遠くの景色などを目を細めて見るようになると近視の傾向があるようなので、その予兆を見逃さないように注意したいです。
ただやはり子どもの様子を見ているだけではなかなか気付きにくいですので、例えば遠くの景色などを見るときに、「あそこに何が書いてあるかな?」とか聞いてみるのがいいそうです。
あと3歳児健診で視力検査をしますので、3歳の時点で一度子どもの目の状態は知ることができます。
#YouTube Kidsを使って子ども向けのみ表示
YouTubeってたまに訳の分からない動画とかもあったりしますので、一時期はYouTube Kidsのほうを見せてました。2017年にリリースされたもので子ども向けの動画しか表示されないので親としても安心です。
ただ息子の場合はもともとYouTubeに慣れていたせいもあってか、徐々にKidsの方では物足りなくなってきたようで最初にKidsを見せていても、すぐに本家のYouTubeを見るようになりました。
ただ2歳の娘の方は今のところKidsのほうでも十分満足度しています。ですので子どもによってはKidsでも十分に楽しめると思います。
あとKidsのいいところはですねタイマー機能が付いているということです。
1分単位で最長60分まで指定ができますので、知らない間に長時間ずっと見てるってことがない訳です。
あと最近気付いたのですが、YouTubeを見る時でもiPadとかの時計のタイマー機能を使えば、強制的に終わりにすることはできないですがある程度抑止効果はあるということです。
#弊害ばかりじゃない。うまく使えば教育にも役立つ
YouTubeって子ども向けの動画はちゃんとした教育用のものも実は結構あります。
前に息子に急に
「ねえ、パパ。くるまはね、はいきでちきゅうをよごすんだよ!」
って言われて、
「はいき???あ~、排気ガスね。えっ、なに、保育園で教えてもらったの?」
って聞いたら、
「ユーチューブだよ!」
って答えが返ってきたことがありました。
その時はYouTubeってすごいなって心から思いました。
あと絵本の読み聞かせの動画とかもいいなと思います。
本当は親が読んであげるのが一番いいかも知れませんが、子どもが好きな絵本が分かったりしますので次に絵本を買う時の参考になったりもします。
息子は最近は「す〜べりだい」の絵本の動画がお気に入りのようです。
#賛否両論だけど要は使い方しだい
YouTubeというかスマホ育児については賛否両論あるかと思いますが、まあ、要は使い方次第なんじゃないでしょうか。
絶対にダメってことはないと思います。
電車とか車での移動中の時とかに子どもがぐずった時にはうってつけの暇つぶしになりますのでやはり重宝します。
悪影響があるかもとネガティブに考えるよりは、新しい発見や出会いがあるかもとポジティブに考えたほうが、親としても気が楽だと思います。
なるべくなら子どもがYouTubeなどを見始めるのは遅いほうがいいかも知れませんが、見始めたら見始めたで上手に付き合っていくしかないかなと思います。
今の時代、スマホやタブレットに関わらずに生活する方が難しいかも知れませんし。。。
ですので子どもがYouTubeばっかり見てて親としては心配になる気持ちはあるかと思いますが、あんまり神経質になる必要はないと思ってます。